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日本リーグ

日本リーグ 日本男子リーグの歩み

日本男子リーグの歩み

 1968年、2年後(1970年)に開催の迫った「第2回世界女子選手権大会」への選手強化を目的に「日本女子リーグ」が創設された。1972年には「日本実業団女子リーグ」が併設され、1982年に統合。現在のリーグの原型が形作られ、1988年に「3部リーグ」を東・中・西の3地区で創設。一時はチーム数が増加し、東日本リーグ、中日本リーグではその中をさらに「Aブロック」「Bブロック」に分ける等、拡大の一途を辿ったが、景気後退の波を受け、2000年には東・中・西の3地区制が「イースタン」「ウエスタン」の2地区制に移行。2002年には3部リーグとして一つになり、2006年には2部リーグ・3部リーグを統合。現在の1部・2部制となり、現在に至っている(女子リーグの情報は「日本女子ソフトボールリーグ機構」オフィシャルサイトでhttp://jsl-women.com)。

 男子は1972年にリーグを創設。1992年に2部リーグが作られ、1部・2部制となったが、2004年に1部・2部制から「東日本リーグ」「西日本リーグ」の地区制に移行。まずそれぞれのリーグの優勝チームを決め、上位4チームが決勝トーナメントに進出。その決勝トーナメントを最後まで勝ち抜いたチームが「真の日本リーグチャンピオン」となる試合方式で覇が競われてきた(※昨年(2018年)は東西の上位3チームが決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントでは両リーグの1位チームに準決勝で待ち受ける“アドバンテージ”が与えられる等、これまでとは違う試合方式で王座が争われた)。

 2004年に「東日本リーグ」「西日本リーグ」制が導入されて以降、「東日本リーグ」ではホンダエンジニアリングが優勝9回と最多優勝回数を誇り、デンソーが優勝4回、2012年の第41回大会、2017年の第46回大会でトヨタ自動車が優勝した以外は、この2チームが優勝を独占してきた。

 一方、「西日本リーグ」では平林金属が2012年の第41回大会、2015年の第44回大会、昨年(2018年)の第47回大会と3度にわたってリーグ・決勝トーナメントの「二冠」を達成。ダイワアクトも2010年の第39回大会、2011年の第40回大会と2年連続でリーグ・決勝トーナメントの「二冠」を成し遂げている。

 決勝トーナメントではこれまで西日本リーグ勢が過去15大会中13回の優勝を飾る等、完全な「西高東低」の図式があり、「世界最高の左腕」アンドリュー・カークパトリックを擁するダイワアクト、「日本男子ソフトボール界を牽引する男」松田光を投打の「大黒柱」とする平林金属がともに優勝4回。東日本リーグ勢は2007年の第36回大会でデンソー、2014年の第43回大会でホンダエンジニアリングが優勝を飾った他は「西日本リーグの後塵」を拝してきた。

 今年(2019年)から、その「東日本リーグ」「西日本リーグ」の地区制を「統一」。全17チーム(平林金属、ホンダエンジニアリング、大阪グローバル、大阪桃次郎、デンソー、ダイワアクト、日本エコシステム、高知パシフィックウェーブ、埼玉県庁クラブ、愛媛ウエスト、トヨタ自動車、旭化成、YKK、ジェイテクト、豊田自動織機、Neo長崎、熊本嶋田クラブ)でまず1回総当たりのリーグ戦を戦い、「上位5チーム」が決勝トーナメントへ進出。最終順位決定戦となる決勝トーナメントもページシステム(敗者復活戦を含むトーナメント)が採用され、この「新・決勝トーナメント」を最後まで勝ち上がったチームが「日本リーグ優勝」となる試合方式に変更されている。

 日本男子リーグの「東西統一」に至っては、これまで存在した東日本・西日本の垣根をなくし、全チームが顔を合わせ、対戦する中で「互いに真に切磋琢磨していく!」という大きな目的、また、リーグの活性化・全体のレベルの底上げに止まらず、日本男子のトップリーグとして今後「どうあるべき」なのか?? 全チームがコミュニケーションを密に図り、この日本リーグから「日本の男子ソフトボールを盛り上げていきたい!! 」という熱い想いも込められている。女子リーグとは一味違う“男子リーグならでは”の迫力(スピード&パワー)にも、ぜひ注目してもらいたい。

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